ブラッシングを行うまでのステップ
歯周病予防には飼い主さんの協力が欠かせません。
デンタルケアでは、以下の3つが重要なポイントです。
1.子犬のうちの健康なときから始めること
2.口に合った歯ブラシと動物用歯磨きペーストを選ぶこと
3.繰り返し行い、歯磨きが楽しいことであると条件付けするためのご褒美をあげること
●Step1 口を触る
口の周辺を触られることに慣れさせます。
そして数秒間、口をつかみ維持できるようにします。
●Step2 歯をみる
口腔内を調べられるようにします。
唇をめくり、前歯や臼歯をみられるようにします(写真5)。
また口を開けられるなら、歯の裏や舌もみてください。
●Step3 歯磨きペーストの味に慣れる
歯磨きペーストを唇や歯肉にぬり、味見をさせます(写真6、7)。
次に、歯ブラシに歯磨きペーストを取って味見をさせます。
最初は歯磨きペーストを舐めさせるだけにして、十分に慣れさせるようにします。
●Step4 歯磨きをする
歯磨きペーストの味に慣れてきたら、切歯からブラッシングを行ってみます(写真8)。
嫌がる場合は、無理強いをしてはいけません。
歯ブラシの感触に慣れたら、歯と歯茎の境界を力を入れずに円を描くようにブラッシングします。
●Step5 歯磨きを継続する
ブラッシングに慣れてきたら、徐々に切歯から臼歯の方に歯ブラシを移動させます(写真9、10)。
歯ブラシのヘッドが小さい方が、やりやすい場合があります。
ご褒美を忘れないようにしましょう!
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