飼い主さんの適切な管理により、歯科疾患を予防することができます。
歯磨きを行うことは歯周病予防に最も効果があります。
そのため子犬のときから毎日ブラッシングを行うことが、とても大切です。
また毎日、歯や口腔内をチェックすることにより遺残乳歯、破折歯、口内炎や口腔内腫瘍などの疾患も早めにみつけられるため、早期の処置や治療が可能になります。

デンタルケアの種類と方法は?

● ブラッシング

歯ブラシと動物用歯磨きペーストを使用し、歯垢を除去する最も効果的な方法です。
実際に行うステップは後述します。


● デンタルガム

噛むことによる機械的な摩擦で歯垢を除去します。
与える目安としては、ブラッシングができないときには毎日与え、ブラッシングができるときには週に2〜3回与えるとよいでしょう。
与えるタイミングは、空腹でないときに、ご褒美がわりやおやつとして使用しましょう。


● オーラルスプレー

ブラッシング、デンタルガムの補助としてブラッシングできない犬に使用します。
使い方は、ブラッシングをした後には毎日〜ときどき使用します。
食事の後に行うのが効果的です。
ブラッシングができず、また固いものが噛めない場合は毎日使用しましょう。
ポイントは、歯の裏側へ仕上げとして、また歯垢が付いている場所を優先的にスプレーします。


● 液体アクアデント

ブラッシングだけでなくオーラルスプレーもできない犬に、飲み水に混ぜて使用します。
ブラッシング後やデンタルガムの後にも使用できます。

それぞれに適した製品を使用しケアを行います。