◆ QOL上昇のために/ボディケアの大切さ

ボディケアは、子犬のころから十分なスキンシップをし、体中、どこでも触らせてくれるようにすることから始まります。
ブラッシングも最初は短時間から。押さえつけたり、毛を引っぱったりの無理は厳禁。水を使ったシャンプーは、最後のワクチンが終わった2週間後ぐらいからにしましょう。

耳そうじは綿棒でそっと耳の中をふき取る程度に。

爪切りは、血管を切らないように注意。
白い爪は血管がピンク色に透けて見えますが、黒い爪の場合は少しずつ切り進めること。
切断面の角にやすりをかけて仕上げます。

歯磨きは、順を追って慣れさせます。
最初はあごや口のまわりをなでる→口の中に指を入れてみる→ガーゼを巻いた指で、歯の表面や歯茎をマッサージ→歯磨きに抵抗がなくなったら、ペット用の歯ブラシで、本格的な歯磨きを開始してください。

定期検診
犬も7歳を過ぎると、様々な病気にかかりやすくなります。
年1〜2回、定期的な健康診断で、早期発見・早期治療に努めましょう。

犬が歳をとるスピードは人間の4倍以上。
病気になれば、その分、進行も速いといえます。
病気の早期発見・早期治療のために、年1回は健康診断を受けるようにしましょう。

動物病院で行われる検査には、寄生虫の有無や便への出血を調べる便検査。
腎臓病や尿石症をチェックする尿検査。
血液検査には、赤血球・白血球・血小板の数・量を調べる一般検査、各臓器の機能異常を調べる生化学検査、フィラリアやバベシア原虫の有無を調べる寄生虫検査があります。
さらに気になる症状がある場合は、獣医師の判断によって、レントゲン検査や超音波検査なども行われます。