◆ 老化のサインに気がついて

・胸回りは痩せないのに、お尻周辺の痩せが目立つようになる。
・後ろ姿を見ると「ぁぁお尻が小さくなったな」と感じられるようになる。
・「どっこいしょ〜っ!」といった感じで、起きあがりの時に腰が重たい感じになる。
・座る時は「よっこいしょ〜」となる。
・歩く時、頭が下がる、背中が落ちる、もしくは背中が丸い。
・散歩の時勢い(引っ張らなく)がなくなる。
・前足は歩幅も大きく動かしてるのに、後ろ足がトボトボとした感じになっている。
・排便、排尿する時に、ポジションが決まるまで時間がかかる。

これらは言い方こそ違っても、シニア犬の動きを言っています。人により見方、見え方が違うために言い方が違うのでしょう。
しかしこのような動きのすべてが、老化現象とは限りません。
腰や関節が痛くて、このような症状を見せている場合もあります。

老化現象に於いて、何が病的で何が健康的なのか判断に迷うことがあります。
そのようなときは、人の老化現象と比べてみて下さい。

 視力や噛む力が弱くなる。
 筋力や抵抗力が落ちる。
 関節が磨り減るなど、同じところが同じように老化しているのです。

犬も人も、ある日を境に突然に老ける訳では無く、毎日少しずつ変化しています。
そのため老化も病気と同じように、早く見つけられれば早く対処することが出来ます。
歳を取っていても歩くのが速い犬もいるし、若くてもゆっくりな犬もいます。
見た目もそうですが、実際には体の内面の老い方も個体差があってバラバラなはずです。
そのため老いの兆候に、早く気付いてあげることがとても大切になります。

シニア犬でも
・食べないと生きてゆけない
・排便しないと生きてゆけない
・眠らないと生きてゆけない
・同じ姿勢を長時間続けることは出来ない

とにかく、生きていくには、快食、快便、快眠、そして適度な運動が必要なのです。
愛犬の老化に早く気付くには、触れて見つめ合うことが大切です。見つめ合えば、見た目の変化が分かります。
手で触れてあげれば、体の変化が確認出来ます。